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「介良事件」を振り返る

 

介良(けら)事件と聞いてなんの事なのかすぐわかった人は、私と世代が一緒か、超常現象マニアの方だと思います。この手の話が大好きな私にとって、とても興味深い話なのでご紹介したいと思います。

 

介良事件とは、1972年高知県高知市東部の介良地区で起きたUFO捕獲事件の事です。

当時、その地域で直径20センチメートルほどの未確認飛行物体が目撃される事件が頻繁に起こりました。

光ったので怖くて逃げた、地上1メートルくらいに浮いていた、など様々な証言が出始めた頃、ある日数人の中学生のグループが田んぼに着陸しているそのUFOを見つけます。中学生は近くにあったブロックをUFOにぶつけ捕獲に成功します。

家にUFOを持ち帰った中学生たちは、UFOを分解しようと投げたり、文鎮(書道で使うあれ)で叩いたりしますが分解することは出来ず、一旦座布団に包み保管します。数時間後、包みを解くとそこにUFOはありませんでした。中学生達は不思議に思いますが、UFOがなんらかの方法で瞬間移動したのだと考えます。

数日後、中学生達は再び田んぼに着陸しているあのUFOを発見します。慌てて捕獲し再び実験を開始します。今度はUFOの底にある規則的に並んだ穴に水を入れてみたり、電子レンジで温めたりしますが、UFO自体に特に変化は起きませんでした。リュックに入れて友達や親に捕まえたUFOを見せて回ったのちに、保管するために今度は座布団の上から針金を巻きつけたりしましたが、次の日確認するとまたUFOは消えていました。

こんな感じのやり取りを数回繰り返した後にUFOは現れなくなった、というのが介良事件です。

いろいろと突っ込みどころ満載な話ですが、生活感がありすぎて、当時は妙にリアルな印象を持った事を覚えています。
仮に、そのUFOに宇宙人が乗っていたとして、地球人の中でもっとも無謀で好奇心旺盛な中学生というものに遭遇してしまった事に同情せずにいられません。

ちなみに、この介良事件はUFO研究の分野で国内だけでなく世界的にも重大インシデントとされており、もっと詳しく知りたい方は、専門家の記事やYouTubeの動画もありますので、ご覧になってみてください。

 

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