昨年の12月9日にfacebookにこんな記事を載せました。(HPには4月25日に記載)
◇最強の鍋を求めて◇
様々なジャンルで"〇〇最強説"が挙げられますが、この話題は真面目に最強を決めるのが目的というよりは、各々が最強(お気に入り)を主張し合って楽しむ事が醍醐味でしょう。今の時期は「何鍋が最強か」話が盛り上がります。
昨シーズンの私の最強鍋は「とり野菜みそ鍋」でした。石川県のまつやという鍋料理店が発祥で、北陸地方では定番の鍋だそうです。江戸時代、北前船の船乗りが厳しい航海を無事に乗り切るために特別な調合で作られたみそで鍋を作って食べたことがこの鍋の発祥とされます。
食べ物のルーツに"船乗り"とか"漁師"とかが出てきたら大体美味しいです。
とり野菜みそは最近はスーパーでもよく見かけるので豚バラと白菜があれば手軽に楽しめます。しめはラーメンとバターとチューブにんにくがおすすめです。
昨シーズン、私はこの鍋を週2回の頻度で食べまくり、徹底的にとり野菜みその美味しさを堪能させていただきました。
今シーズンも最強鍋料理を模索中です。あなたのおすすめがあれば是非教えてください。
ではまた明日。
このように、とり野菜みそ鍋の美味しさについて熱心に書いておりますが、週2で2シーズンも食べ続けると大抵の料理は飽きるもので、以前はスーパーの棚に見かけるたびにテンション爆上がりのとり野菜みそも、今ではスーパーで見かけても、丸美屋の麻婆豆腐の素を見かけるくらい普段のテンションになってしまいました。
とり野菜みそには、なんの罪もありません。単純に食べ過ぎた自分の責任です。
あれから一年が経ち、新型コロナウィルスの影響から家で食事をする人は増え、市販の鍋つゆ業界もこれからの季節、さらに売り上げを伸ばしていく事でしょう。
ちなみに、私は鍋をする時に、どちらかと言えば鍋よりも鍋のシメが楽しみなタイプです。
寄せ鍋、水炊き、ミルフィーユ鍋は溶き玉子の雑炊。すき焼き、しゃぶしゃぶなら冷凍うどん。
そして、キムチ鍋、モツ鍋、鷄白湯鍋、とり野菜みそ鍋はシメの王道であるラーメンです。
とり野菜みそ鍋のシメのラーメンにバターとチューブにんにくを入れる食べ方は確かに美味しいのですが、あくまでも鍋のおまけに楽しむラーメンといった感じですので、ラーメン店のメニューに載せられるほどのものかと言われれば、それほどでは無いかもしれません。
ですが先日、久しぶりにとり野菜みそで鍋をした時のことです。
なんと私は、冷蔵庫の奥に見つけた賞味期限ギリギリのあるものを使って、シメのラーメンを、劇的に美味しくする方法を発見してしまいました。
とり野菜みそ鍋のシメのラーメンを劇的に美味しくする方法、それは、"すりごま" を入れることです!
とり野菜みそ鍋(約4人前)を食べた後、残ったスープに大さじ2〜3杯ほどのすりごまをスープに溶かします。
そこに、いつものように茹でた生ラーメン(太麺)、バター、チューブにんにく、刻みネギ、お好みでコショウを振れば完璧です!
すりごまを入れる事で、ラーメン店の味噌ラーメンにある独特のざらっとした舌触りと、コクが再現され、美味しさのステージが数ランクアップします。
さらにまろやかさが欲しい時は、少量の砂糖を加えると、行列のできる有名店に全く遜色が無いくらいめちゃくちゃ美味しいラーメンに仕上がります。おすすめですよ!
と、いうわけで、今回私は、とり野菜みその美味しさをあらためて再認識し、更に美味しくなるシメの食べ方を発見した事によって、再びとり野菜みそ鍋が、我が家の最強鍋の座に返り咲いたと確信いたしました。
ちなみに、とり野菜みそだけでなく、各種味噌鍋、キムチ鍋、鷄塩鍋、のシメのラーメンにも同じ方法で応用可能です(検証済み)。どれも抜群に美味しくなります。
今年は例年に比べ、忘年会よりもご家庭で鍋をする機会も増えるかもしれません。
そんな時は、是非ともすりごまを用意していただいて、シメのラーメンを超えた、シメのラーメンというものを試してみてはいかがでしょうか。
きっとその美味しさに、週2…いや、なんでもありません。