最近のプリンはクレームブリュレのような、柔らかいプリンが好まれているようですが、私はそうではありません。
がっちりと固いカスタードプリンが食べたいのです!
極端に言えば、厚焼き玉子のギリギリ手前くらいの固さで、カラメルソースはしっかりとした苦味のあるものが理想的です。
そんなプリンが世の中に無さすぎるので、どうしても食べたい時は、自分で作るようになりました。
我が家の蒸し器はプリン専用と言っても過言ではありません。
固いプリンを作るためのポイントは、濃い牛乳と新鮮な玉子だけで作ることです。
一般的なプリンのレシピよりも、やや玉子の比率を上げ、卵黄だけでなく全卵を使う事がポイントです。生クリームやバニラビーンズは使いません。
私がなぜ固いプリンが好きなのかを考えてみました。
おそらく幼少期にデパートの屋上レストランや、フルーツパーラーで食べたプリンアラモードが影響していると思います。
当時のカスタードプリンは、スプーンですくうというよりも、スプーンで縦にスライスできるくらい固さがしっかりしていました。
味わいは今のプリンに比べてあっさりしている分、牛乳と玉子のおいしさが際立っていたような気がします。
パフェも魅力的でしたが、私は断然プリンアラモード派でした。
ケーキ屋さんのプリンアラモードも固めのプリンの時は嬉しくなります。
薄く切ったマスクメロンがあるとさらにいいですね。
固いプリン屋さんを開店しようか真剣に悩むことがあります。