自閉スペクトラム症の息子が、福祉支援事業所に通わなくなって約半年が経ちました。
月に数日利用しているグループホームでのショートステイを除くと、息子はほとんどの時間を自宅で過ごしています。
他者や外部との関わりが減る事に不安はありました。
外界との接点が減る事によって息子の中にある社会性のようなものが失われる可能性、成長のチャンスのようなものに出会うきっかけの減少、孤立の閉塞感など、考え出すときりがありません。
しかし、息子に起こる幾つもの二次障害や、日常生活の負担からみると、現時点において通所することは難しく、結論として今の生活を選ぶ事にしました。
幸い私は自営業で、自宅兼店舗の我が家に常駐しているので、息子の世話をしながらの仕事は今のところ何とかなっています。 いや、実はあまり何とかなっていません。
家にいる息子は、外的な刺激が無くなった事により、情緒は落ち着いたように感じますが、その分家の中のことに注意やこだわりが向くようになってしまい、その対応がなかなか大変です。
例えば、息子に呼ばれて二階に上がってみると、調味料の位置がいつもと違う、ここの電気がついていない、洗濯物の靴下の裏返しを直せ、ここのとこについてるこのヒラヒラしているよくわからない紐のようなものを何とかしろなど、姑(しゅうとめ)か!と言いたくなるほど、細かなこだわりが尽きません。
特に私が負担に感じているのが、毎朝シャツのボタンを、太り気味の私の首を締め付ける1番上から、こんなとこのボタン止める人いるのかと思うような1番下まで、きっちり止めさせられることです。
当然、仕事をする時は外しますが、息子と会う時はきっちり止めていないとまた止めさせられるので、ちゃんと止めてましたとばかりに止め直します。負担です。
負担ですが、これが髪型がきっちり七三分けになってない!とか、靴は長靴!とかではないだけよかったと思うようにしています。