私の住む宇都宮には、"宮のたれ"というソウルフードがあります。
ステーキレストラン『ステーキ宮』が創業から使用している秘伝のタレで、ビーフ、ポーク、チキン、薄切り肉からハンバーグまで、これさえあれば全て何とかなるという万能ソースなため宇都宮に住む人間にとって"間違いない肉の調味料"といえば"宮のたれ"ですが、今回はあえて、宮のたれ以外で我が家でよく使う肉の調味料を2つご紹介したいと思います。
今年は諸事情から屋外でバーベキューをする機会が増えましたが、バーベキューはもちろん、いつものおうちご飯のバリエーションとしても参考にして頂ければと思います。
では早速始めます。
ユウキ食品 ジャークチキン&ポークソース
一つめはユウキ食品のジャークチキン&ポークソースです。
ジャークチキンとは、バラク・オバマやウサイン・ボルトが好物としてあげているジャマイカ料理で、ジャークスパイスと呼ばれるフルーツ、ハーブ、香辛料で漬け込んだ鶏肉を炭火でじっくり焼いたチキングリルです。
私が初めてジャークチキンを食べたのは、宇都宮市内にある人気のビストロでした。
初めて食べるスパイシーな味わいがやみつきになってしまい、その店に通っているうちに自分でも作ってみようと試行錯誤している時にこの商品に出会いました。
使い方は簡単で、ジップロックのようなフリーザーバッグにジャークチキン&ポークソースと鳥もも肉を入れ、よく揉み込み、30分おいてフライパンで焼くだけです。
通っていた店では、煮詰めたバルサミコ酢の甘いソースが添えてあり、それがジャークチキンにとても合っていて美味しかったのですが、家庭でバルサミコ酢を煮詰めるのは時間がかかるため、私は蜂蜜で代用しています。
チキンだけでなく、豚の塊肉やスペアリブにも最高です。
ジャマイカのように露店や、フードトラック、コンビニなどでも置かれるようになると嬉しいのですが、まずはいろいろな人が味わい、その美味しさから人気が広まる事を期待します。
ジャーク、チキン!(ジーク、ジオン!)
金印 肉用きざみわさび
二つ目は"金印 肉用きざみわさび"です。
スーパーでなんとなく手にしたこの"金印 肉用きざみわさび"でステーキを食べた時、私はその絶妙な風味に感動しました。
和がらし、柚子胡椒、ホースラディッシュ、ステーキに合う様々な薬味を試してきましたが、現時点で肉用きざみわさびが一位です。
香り豊かな本ワサビと、辛味に優れた西洋ワサビを独自の配合でブレンドされており、さらに刻んだ本ワサビが加わり、シャキシャキとした食感があります。
ワサビの辛みは比較的マイルドですが、それでいてワサビ本来の旨味もしっかりと感じられ、お肉をさっぱりと食べたい派なら必ず気に入る商品です。
さらに本品には、体についた脂肪を減らす機能があるといわれるローズヒップ由来のティリロサイドという成分が含まれているため、体作りのために牛肉を積極的に摂っている人には特におすすめです。
ステーキだけでなく、シンプルに塩コショウで焼いた豚肉や鶏肉にも相性抜群です。
ちなみに私の家の近所のスーパーにはもうありません。残っていた最後の数本は私が買いました。ごめんなさい。
大同 ヒマラヤピンク岩塩 ミル付き
三つ目は塩です。
肉料理に塩は必要不可欠です。
下処理にも味付けにも塩はとても重要な役割を担っていますが、どこのご家庭にも大抵塩はあるので、わざわざ肉料理用の為だけの塩を買いたくはない、とおっしゃる方は当然いらっしゃるでしょう。
それでも私がこの"大同 ヒマラヤピンク岩塩 ミル付き"をおすすめする理由は三つあります。
1・岩塩であること
2・使いやすいこと
3・見た目
・岩塩であること
「山の塩(岩塩)は肉料理、海の塩(海水塩)は魚料理」と言われていますが、一説では海水塩に含まれる"にがり"の成分が肉質を硬くしてしまうことから、肉には岩塩が良い、とされているそうです。
私は調理をしていて海水塩で肉が硬くなってしまったという経験はありませんが、肉の脂にはシンプルな岩塩の塩味が旨味を引き立てるような気がしています。
・使いやすいこと
調理中、ミルで挽きながら肉に塩を振ることで、エアブラシのように満遍なく肉に塩が行き渡ります。
指でつまんで振る塩よりもムラが無く、手も汚れないので効率よく料理ができます。
・見た目
ストーンショップに置いてあったとしても違和感を感じない綺麗なピンク色の岩塩は、数ある調味料の中でも一際綺麗です。
いつもの料理にほんの少し使うだけで、なんとなく料理のグレードが上がるような気持ちになれます。私は。
さらには、ボトルがちょっとライトセイバーのような形をしているところ、ミルを挽いている時に棺桶の錠(必殺仕置人)の気分にもなれるところも、お気に入りの理由の一つです。
最後に
今回は"間違いない!肉の調味料3選!"と題して、個人的に気に入っているものをご紹介しましたが、国内外を問わず"ソース文化"は奥が深く、他にも紹介したかったものが幾つもありました。
特にご当地系のたれやソースはどれもが個性的で面白そうなものばかりで、味を想像するだけでも楽しい気持ちになります。
機会を見つけていろいろと試食しつつ、その話はまた別の記事、もしくは実際にお会いした時にお話し出来ればと思います。
ご清聴ありがとうございました。