今年はコロナ禍の影響もあって、映画館に行く回数は極端に減りました。
その分、国内外の連続ドラマを普段よりも多めに観た一年だったと思います。
サブスクリプションの恩恵はもちろんですが、家にいる時間が増えた事によって、これまで気軽に観る事の出来なかった連続モノに挑むきっかけが出来たことが大きな要因でした。
今回は私が今年観た連続ドラマの中で特に良かったベスト3をご紹介したいと思います。全て選りすぐりの作品ですので、年末年始に観るものに迷ったときの参考にしていただければと思います。
【2020年連続ドラマ鑑賞リスト】
日本沈没2020、STEINS;GATE、梨泰院クラス、きのう何食べた?、愛の不時着、サイコだけど大丈夫、椿の花咲く頃、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、アンという名の少女、クィーンズ・ギャンビット、WAYNE 、マンダロリアン シーズン1、ザ・ループ シーズン1、モダン・ラブ シーズン1、ザ・ボーイズ、アップロード シーズン1
公開時期、ジャンル、配信サイト、鑑賞順はバラバラですが、2020年1月から11月30日までに合計16作品を鑑賞しました。
この中からベスト3を選びます。
記事の構成上、一応順位をつけていますが、それぞれジャンルが違うので各ジャンルの1位と思って頂ければと思います。
第3位 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
今年、国内におけるエンターテインメントコンテンツの話題は「鬼滅の刃」一色でした。
単行本は現在も入手困難、現在公開中の劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は国内での観客動員数、興行収入、共に歴代1位が目前という状況です。
私も鬼滅は大好きですが、鬼滅の刃の影に隠れてしまいそうな状況だからこそ、あえて私がおすすめしたい作品が『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』です。
京都アニメーション制作『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は2018年にテレビアニメシリーズ全13話、2019年にOVAが公開、そして2020年の9月、劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が公開されました。
私はこの作品を今年の9月に知り、第一話を観た途端完全にハマり、劇場版も含め一気に鑑賞しました。
この作品、とにかく「殺す気か!」と思うほど泣かされます。
泣けるコンテンツは数あれど、この『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』には泣ける要素の全て入っているのではないかと思えるほど、泣ける話、いい話が満載です。
本作は、「武器」と称され戦うことしか知らなかった主人公の少女ヴァイオレットが、手紙の代筆業をしながら"愛してる"という言葉の意味を理解していく…といった物語なのですが、『赤毛のアン』や『若草物語』を連想させる19世紀の美しい世界観と、文学的な脚本がとても素晴らしく、京アニの妥協の無い完璧な作画と相まって、上質な"尊い"作品を観たと思える作品でした。
最近の海外ドラマの規模やクオリティーは凄まじいものばかりですが、それでも日本にはアニメーションがある!と思えるほど、日本のアニメーション文化の可能性を強く感じることができました。
「アニメはちょっと…」という方にこそ是非観て頂き、あまりの完成度に先入観が吹っ飛ぶ感覚を是非味わっていただきたいと思います。
もちろん鬼滅を観てアニメを見直した!なんて方にも「でしたら次は是非コレを!」と、おすすめしたい作品がこの『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』です。
第2位 『梨泰院クラス』
今年は第4次韓流ブームといわれ、多くの人が韓国ドラマを楽しんだの一年だったのではないでしょうか。
中でも人気の高かった『愛の不時着』はとても面白いドラマでしたが、数ある作品群の中で私が最も印象深かった作品が『梨泰院クラス』です。
大まかに説明すると、外食産業トップ"長家"の会長とその息子によって、過酷な運命を強いられた主人公パク・セロイが復讐を果たすために奮闘する…という話なのですが、とにかくその復讐のプロセス、敵の狡猾さ、胸熱の展開、やたら美味しそうな韓国料理、と、見どころ満載の傑作でした。
中でも、登場人物が全て個性的、且つとても魅力的なため、私は本作品の主要キャスト、ほぼ全員のウィキペディアを読み、YouTubeや過去作までもチェックしました。
特に演技が秀逸だったのは、最悪の金持ち馬鹿息子 チャン・グンウォンを演じたアン・ボヒョンです。
"横柄に振る舞っていても内面の弱さがにじみ出てしまっている目"の表情がとても素晴らしく、役者としての力量を感じました。
余談ですが、YouTubeにある彼のインタビュー動画で、幼少期の夢は?という質問に「レゴを作る人!」と言っている様子が、劇中のチャン・グンウォンとかけ離れすぎていて最高です。
第1位 『マンダロリアン』
『マンダロリアン』がいかに素晴らしいかについては過去記事に書きました。
こちら↓
私の世代はスターウォーズと共に…というか、フォースと共に生きてきたと言っても過言ではないほど、スターウォーズに対する思い入れはとても強く、スターウォーズと名のつくものであれば、たとえ作品としてイマイチであっても過剰に脳内補正が働いて、大抵のものはアリになってしまいます。なので、正直言って公正な判断ができません。
しかし、この『マンダロリアン』に関しては、それがただの脳内補正なのか、普通に観ても面白いものなのかを、冷静な誰かに是非とも教えて頂きたい!それくらい、私にとっては完璧に面白かった連続ドラマです。
私はタイムマシンに乗って過去に戻り、小学生の自分に言ってあげたい。
現在の私「未来では、毎週ガンダムが放送されるように毎週スターウォーズの新作が観られるぞ!」
小学生の私「ほ、本当!?」
現在の私「だから辛くても2020年までは頑張って生きろ!あと、マスクを買っておけ」
ちなみに、2020年12月4日現在、『マンダロリアン』はシーズン2が絶賛配信中です。
現時点で最終話はまだ公開されていませんが、シーズン2も抜群に面白いです。
前回はディズニープラス初回無料特典で一気見しましたが、今回は普通に課金して観ています。
以上、今年観た国内外の連続ドラマベスト3は、
1位 『マンダロリアン』
2位 『梨泰院クラス』
3位 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
でした。
これからの季節、コロナ禍で忘年会も、新年会も、なんにも無くなって年末年始は退屈だ!という方もいらっしゃるかとは思いますが、そんな空いた時間を利用して連続ドラマにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回選んだ3作品、全て自信を持っておすすめします。