最近は頻繁に更新する事はなくなりましたが、SNSやホームページに記事を書くようになって約5年が経ちました。
記事を書き始めたのは、私が日常的に話していた映画や音楽、読んだ本の話、二男の自閉症の話を、文章にしてみてはどうか、と長男に言われたことがきっかけです。
私が記事を書き、長男がホームページの管理、記事のチェックをするという二人三脚は、意見がぶつかることもありましたが、いつか誰かに届いて欲しいという気持ちと、離れて住む息子と共同作業をしているという感覚が嬉しくもあり、こうして今も細々とではありますが続けている次第でございます。
そんな中、昨年の7月、NHKの番組制作ディレクターから、大江健三郎の追悼番組を制作するにあたり取材をさせてほしいとの連絡がありました。
私は状況が飲み込めず、どういうことかと尋ねると、そのディレクターは、番組制作の過程で私達のホームページに書かれている大江健三郎に関する記事を見つけ、興味を持ち、連絡をくださったとのことでした。
私は、私達の発信が届いたという嬉しさと、大好きな大江健三郎の追悼番組という理由から、二つ返事で取材を受けることを決めました。
といった経緯から、2024年3月16日(土)午後11:00〜午前0:00 Eテレ ETV特集『個人的な大江健三郎』に出演していますので、遅い時間ではございますがご覧いただければ嬉しいです。
実を言うと、今回はアンコール放送で、初回放送は昨年2023年11月11日にもうすでに放送されています。
私は取材を受けておきながら、自分がテレビに出るということがとても恥ずかしく、ごく一部の人にしか番組の事を言ってなかったのですが、ディレクターさん、スタッフの皆様、豪華な出演者(私を除いた)の皆様によって、とても素晴らしい番組になっていることと、長男の「作り手は沢山の人に観て欲しいと思って作っているんだから、もっと宣伝した方がいい」との助言から、「…た、確かにその通りだ!」と戦慄し、今回は慌ててご報告させていただいている次第でございます。何卒よろしくお願いいたします。
ではまた。