餅つきは自分ではやらないし、近所でもやっている気配がないのでなかなか食べられませんが、つきたてのお餅は大好きです。
つきたてなら、大根おろしを餅にからめて醤油をかけた"からみ餅"が一番好きです。大根も餅もシンプルな素材ですが、組み合わせた時の相乗効果が驚異的ですよ。
実は他に、お餅の食べ方で昔から気になっているものがあります。
「餅すすり」と、いうものです。
佐賀県の伝統的な餅の食べ方で、つきたての大量の餅を湯にくぐらせ、噛まずに一気に飲み込んでいくといった食べ方なのですが、生命の危険を伴うため、素人は絶対に真似をしてはいけない食べ方としても有名です。それでも、喉で味わう餅は最高だとベテランの餅すすラーは語ります。
発祥は、戦国時代に出陣する兵に餅をついて振舞ったところ、海の潮が引き始め船が出せなくなりそうになったため、兵達は慌てて餅をすするように食べたとあります。
遅刻しそうな時に学生が食パンをくわえて学校へ走るみたいな感じでしょうか。
遅刻しそうな学生が餅をすすりながら学校へ走って行ってたら、ちょっと面白いですね。