白状しますが、基礎練習が苦手です。
基礎の大切さは理解しているつもりですが、基礎練習の単調さに飽きてしまうという、困った性格です。
音楽に関していうと、基礎からしっかり勉強しなかった技能だけが、今の私に身についていることになります。
苦手なことから逃げ続けた人生のようで恥ずかしいのですが、否定することはできません。
ただ、基礎が全く蓄積されていないわけではありません。好きな練習を繰り返すうちに、結果的に基礎を把握できることがあります。
基礎が必要だからと嫌々練習するよりも、練習中に基礎の必要性を実感できた方が、やる気が湧き、練習を継続できました。
以上の理由から、楽器を始めるなら、まずは好きな曲、やってみたい曲からとりかかることが良いのではないかと思ってます。
基礎が身につくまで時間がかかりますし、遠回りかもしれませんが、練習自体をやめたくなるよりは断然いいのではないでしょうか。
私が数年前から練習している曲がこの『カヴァティーナ』です。
この曲はメロディが美しいだけで無く、私のオールタイムベスト映画『ディア・ハンター』のテーマ曲でもあるので、是非弾けるようになりたいと思いながら、毎日必ず一回は弾くようにしています。
いつか上手に弾けるようになればいいのですが、まだまだ先になりそうです。