『聖なる予言』はフィクション小説です。
フィクションですが、読んでいるうちに「これってノンフィクションでは?」と思ってしまう、もしくは、思いたくなってしまうような、面白く不思議な小説です。
"南米ペルーの森林で、古代文書が発見されます。 そこには、かつて人類が当たり前に持っていたとされる神秘的な能力の秘密が記されていました。 たとえば、天気の良い日に森の中を散歩したり、美しい景色を見たりすると、心が癒されたり、気持ちがリフレッシュされたりします。 これは、自然界のエネルギーを身体が感じ取ることで得られる効果で、もともと人類は食物を食べること以外にも、自然界の発するエネルギーを自分のエネルギーに変換する能力を持っていました…。"
『聖なる予言』はフィクションなのですが、私はこの本を読んでからというもの、自然の中を歩く時には、動植物が発する”エネルギー”のようなものを意識するようになりました。
神秘的な話題は、信じられるかどうかで賛否がわかれがちですが、私は信憑性が有るかどうかよりも、それを実践することで感じられる面白さに注目します。
信憑性はさておくので、日常の散歩などの自然を感じるような状況では、α波でもマイナスイオンでもなく、いっそのこと樹々の発するエネルギーということにしてみました。
散歩をしながら、自然界のエネルギーを自信の肌で感じ、体内に充電するイメージです。
そう思うと目の前の景色がより一層美しく見えるような気がするから不思議です。
今まで意識しなかったものが、エネルギーを発していて、しかもそれが自分のエネルギーになると思ったら、見慣れた草花でさえも、見え方が変わってくるような気がするのです。
散歩をしながら、カロリーを消費して筋力もエネルギーもアップするなら、もしくはそんな気がして少しでも幸せな気持ちになれるなら、それはそれでとてもお得なのではないでしょうか。
よかったら是非やってみてください。
あまり大げさにエネルギーを感じようとすると不審がられてしまいますから、こっそりと自然に、がオススメです。
『聖なる予言』ジェームズ・レッドフィールド(1996,6,25)角川文庫