ブラッシングとはヘアブラシを使って髪をとかすことを言います。
ヘアスタイルを作る時にヘアブラシを使うこともありますが、今回は髪の毛をケアするという意味でのブラッシングの話をしたいと思います。
人間の皮膚には皮脂膜というものがあります。皮脂膜は、汗や皮脂、角質などを常在菌が分解することで作られる天然の保護クリームのようなものです。殺菌、保湿、保護、肌のコンディションのために必要なものが全て揃っています。
市場には高額の美容液がたくさん売られていますが、この皮脂膜を超えるようなものは存在しないという専門家もいます。
頭皮にも皮脂膜は存在します。しかし、髪が長いとなかなか毛先までは皮脂膜が届きません。なので、ヘアブラシを使って皮脂膜を髪全体に行き渡らせることが必要になります。
これがブラッシングをする理由です。
ブラッシングをした髪は皮脂膜という天然のトリートメントを施した理想的なコンディションになります。
ブラッシングの方法ですが、毛先から丁寧に髪の毛をとかし、ブラシがスムーズに毛先までとけるようになったら、頭皮の皮脂膜を髪全体になじませるイメージで行います。
忘れがちな後頭部もしっかりとブラシを当てて下さい。
シャンプーまえのブラッシングが推奨される理由ですが、一般的に汚れを浮かせたり、抜け毛を取り除く、マッサージ効果により血行を良くする等ありますが、最も重要な点は髪の毛の絡まりを無くすことです。
髪が絡まっていると、シャンプーをしても汚れを落としきれません。シャンプー後のトリートメントも髪全体に行き渡らず効果が半減します。絡まりが無ければトリートメントの効果が倍増するとも言えるでしょう。
最後にヘアブラシの選び方ですが、私の個人の意見としては"気に入ったものを使う"でいいと思います。ブラッシング用のヘアブラシは、ほぼ万人に向けて作られているので、どれを選んでも特に不自由することは無いと思います。
高価なメイソンピアソンでイギリス王室の気分を味わうのもいいですし、100円ショップのヘアブラシの出来に感心してみたり、実家にある年季の入ったヘアブラシを試してみたりしてもいいかもしれませんね。