Netflixでは2020年12月の活動休止までの嵐の活動を追うドキュメンタリー番組が配信されています。
タイトルは『ARASHI's Diary -Voyage-』
この番組がとても良かったのでご紹介したいと思います。
私は熱心な嵐のファンというわけではないのですが、楽曲の良さとバラエティー番組など見せるグループの雰囲気がとてもよく、好印象を持っていました。
その舞台裏で彼らの様子、演出された番組以外の彼らの関係に興味があり、このドキュメンタリーを見る事にしました。
まず驚いたのは彼らの仕事量です。
歌とダンスのレッスンはもちろん、構成や演出まで、嵐のメンバー5人はここまでやっているのかと驚かされます。
スタジオで黙々と個人練習をする姿、真剣に意見が交わされるミーティング風景、びっしりと書き込まれたホワイトボード。
限られた時間の中でも、最後まで諦めずにパフォーマンスの完成度にこだわり続ける姿勢には、ただただ感心するばかりです。
次に感じたのは彼らの仲の良さです。
ドキュメンタリー"番組"ですから、当然見せられないような部分はカットされていると思われますが、さりげなく交わされるアイコンタクト、疲労も笑いに変えながらお互いを思いやる様子は、カメラの前でだけで取り繕えるような不自然なものではありません。
5人は本当に仲が良く、だからこそこれまでやってこられたのだと実感します。
この番組を観ながら、チームワークに必要なものは、この二つの要素なのではないかと思いました。
・お互いを思いやる人間性
・プロフェッショナルとしての職業意識
チームワークを形成しようとする時、私たちはとりあえず、お互いを思い合えるよう、親睦を深めることに意識が向きがちです。しかしそれに加え、メンバーの職業意識を信頼するという気持ちも、同等以上に大切でしょう。
親睦を深めようとするのみだと、つい相手を「好き/嫌い」の尺度だけで測ってしまいます。
そこで、プロフェッショナルとしての職業意識をチームメンバー各自が持っていれば、例え誰かの機嫌が悪かったり、意見が食い違う時があったとしても、それが職業上の目的に合致しているかどうかという尺度で客観的に意見を交わし、協力し合うことも可能になります。
相手を思いやれる人間性、そして、その日の機嫌や体調等に左右されない、一貫した仕事への意識の高さこそが、本当のチームワークを維持するために重要な要素なのではないでしょうか。
嵐のメンバーは全員がこの二つを持ち続けているからこそ、成功を収め、20年もの間国民的なグループであり続けていたのだと思いました。
私はこのドキュメンタリー番組を観て、さらに嵐の事が好きになったような気がします。
多分、嵐に興味の無い人も、この舞台裏の様子を見れば、感心せずにはいられないのではないでしょうか。
残念ながら現時点ではNetflix限定なので加入をしないと観られませんが、これをきっかけNetflixの加入を検討してみるのもいいかもしれません。映画もドラマも優れた作品が見放題ですよ。
Netflix『ARASHI's Diary -Voyage-』2020