以前、動物フィギュアを集めているという記事(動物フィギュアの魅力・前編)を書きました。
その後も気になったフィギュアを見つけては、息子にあげる(という名目の)ために購入しているわけですが、今回は入手困難だったエラスモテリウムがやっと購入できたことをきっかけに、"どこかで見た事がある動物フィギュア"と題して再び動物フィギュアの記事を書いてみることにしました。
「どこかで見た事がある動物フィギュアと言われても、それってどういうこと?」と、思った方もいらっしゃると思います。
簡単に言うと、私の持っているフィギュアの中から「これって、あれに似てない?」というものを抜粋して紹介するだけです。
マニアックなだけでなく、興味のない方にはほぼどうでもいい事が書いてあるので、お時間のある方、心にゆとりのある方のみ読み進めて頂ければと思います。
早速始めます。
【エラスモテリウム】Collecta
エラスモテリウムは更新世前期から中期のユーラシアに広域に生息したサイの一種です。
学名は、角の痕跡の丸みを帯びた形状から「皿の獣」という意味を持ちます。
19世紀後半、シベリア地方の経済建設中にエラスモテリウムの角の付いた化石が発見され、ユニコーン実在の証拠と騒がれたこともあるそうです。
ヘラクレスオオカブトムシ、ヘラジカ、ゴモラ、バッファローマンなど、巨大な角を持った生物は例外なくカッコいいのですが、それらの中でもちょっとやりすぎと思うほどの巨大な角を持つエラスモテリウムは、角を持つ生物の頂点と言っても過言ではありません。
しかし、残念ながらトリケラトプスのような知名度は無く、これまでメディアや商品として見かけることはほとんどありませんでした。しかし、そこは流石のコレクタ社!素晴らしい造形でフィギュア化してくれました。
最近まで在庫が無くプレミア価格で取引されたりしていたのですが、再販されようやく手に入れる事ができました。
ちなみに、これを観て、どこかで見た事ある!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうです。スターウォーズ作品の一つ「マンダロリアン」の中にマッドホーンというクリーチャーが出てきますが、これがほぼエラスモテリウムです。
証拠写真
スターウォーズに登場する数々のクリーチャーはそのどれもが魅力的なデザインです。
しかし、空想上のデザインを上回るくらいエラスモテリウムの容姿が良すぎたため、ほぼそのままの造形で登場したのではないか…と私は思っています。
角の位置と、顎に若干の肉食獣っぽさをアレンジしてますがほとんど同じ容姿と言えるのではないでしょうか。
【オルニトケイルス】Collecta
オルニトケイルスはイギリスの白亜紀前期オーブ期の堆積物から発見された翼竜です。
翼の全長が12mを越え、翼をはためかさずに数百キロメートルの距離を飛ぶ事ができたと言われます。
私の世代なら知ってる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、このフィギュアを見て真っ先に思いついたのがこちらです。
これは「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」の作者である松本零士の作品に頻繁に登場する架空の鳥のキャラクターです。名称「トリさん」。
初登場は「ガンフロンティア」。のちに「男おいどん」の主人公(大山昇太)のペットとして登場。大繁殖の後、ワダチ、キャプテンハーロックなど数々の作品に登場するようになります。
トリさんはオルニトケイルスがモチーフなのだと勝手に思っていましたが、実際は人語を話す騒がしいオウムとカラスがモデルになったと言われています。
でも、色や形、クチバシの形状なんかは特にソックリだと思いませんか?
【麟核】FROG TREE
麟核(りんかく)は、四文字熟語「麟角鳳嘴(りんかくほうし)」という言葉のイメージから企画された幻獣フィギュアのカプセルトイシリーズです。
クリアベースのボディに施された美しいペイントと、神秘的でありながらどこか可愛らしさのあるデザインが特徴的で、息子のために(という名目の)百円玉を注ぎ込み購入しました。
麟核はオリジナルの作品(商品)なのですが、私はこれを思い出しました。
最終形態がこちら↓
ご存知「もののけ姫」に登場するシシ神、からのデイダラボッチです。
鹿っぽいところ、透明なところ、ちょっとヌメっとしたところが似ています。
ちなみに、麟核はいくつものカラーバリエーションがあって一通り並べてみるとこんな感じです。
色とりどりでどこか縁起が良い感じがしませんか?そうでもないですか?
以上、どこかで見たことがある動物フィギュア3選でした。
マニアックな記事にお付き合い頂きありがとうございます。たまにこういうのが書きたくなるのです。すみません。
実物が見てみたい方はお声掛けください。