特別支援学校を卒業した息子は、生活介護事業所に通い始めました。
在学中に現場実習で何度もお世話になった事業所なので、スタッフの皆様とも慣れているためか今のところスムーズに通えています。
以前は環境が変化するたびに情緒が不安定になり、不機嫌になったり、パニックを起こす事もあったので、少しほっとしているところです。
出勤は8時30分、帰宅は16時30分頃に、事業所のバスで自宅まで送迎をしてもらっています。
表情を見る限り、息子は毎日バスに乗れる事が少し嬉しいようです。
事業所では農作業の手伝い、野菜の袋詰め、軽作業などを行なっています。
昨年の実習期間中、スタッフの方に息子の様子を尋ねたところ「戦力になる」と言っていただけたときは胸がいっぱいになりました。
ズボンや靴の汚れ方を見る限り、きっと頑張っているのだと思います。
帰宅後は、まだ私が仕事をしているので、息子は一人でテレビを見たり、おもちゃで遊んだりして過ごすのが普段の日常です。
ただ、事業所に通い始めて少し経った頃、息子の様子を見に行くと、珍しくソファーで眠っていました。
帰宅後、眠る事など今までなかったので少し驚きましたが、きっと本当は精神的にも肉体的にも疲れていたのかもしれません。
不機嫌になることも、パニックになる事もなく、一人静かに眠ることで身体を休めることが出来るようになったのは大きな進歩です。
まだまだ始まったばかりですが、私達の新しい生活は次の段階へと動き出しました。